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ガラムマサラ 〜伊豆高原で味わう大人のスパイシーカレー 〜 | ||
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2004年〜2012年の記事です。内容が古くなっている場合がありますのでご注意下さい。 |
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●桜並木をたどって行く、隠れ家風レストラン 熱海から、伊東を過ぎて伊豆半島を南下。電車なら1時間弱で、陽射しも明るい伊豆高原駅に到着。 「ガラムマサラ」へは、駅から真っすぐ伸びる急坂の桜並木を上っていき、最初の大きな四つ角(オートマタ美術館の角)を左折、さらにそこでも続く桜並木を進み、左手にあります。 桜の時期はもちろん、今回訪れた新緑の時期もおすすめ。緑に囲まれた「ガラムマサラ」で美味しいカレーを、ゆっくり味わうことができます。 外観と同様、店内も、白と茶色が基調の落ち着いた雰囲気。食欲をそそる香りが満ちていて、雰囲気を邪魔しないBGMが流れています。 ゆったりとした店内には、存在感と品のあるテーブルが並んでいます。店主の山口さんのお知り合いで、木工工房を主宰している根岸さんの手によるもの。その上に並ぶカレーを期待させてくれます。 |
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●性格それぞれ、5種類のカレー さて、「ガラムマサラ」のカレー。 カレーは5種類あります。キノコ、チキン、エビ、ビーフ、マイルドビーフ。 また、よく聞かれるのが「どれが一番辛いですか」という質問。これが難題。辛さの性格も違うからです。 辛さの調整は、最初の段階からスパイスを使用して仕込むので、できないということです。 あくまで筆者の感想ですが、ガーリックやジンジャーがたっぷりの、パンチの効いたキノコ。トマトベースであっさり、すっきりの、薬膳のような雰囲気もあるチキン。甘味と旨味が印象的で、他では出会えない独自のエビ。深い味わいで「ガラムマサラ」のお店を表現しているようなビーフ。きちんと独自のカレーになっているマイルドビーフ、といったところ。 なお、キノコにもひき肉が使われているので、ベジタリアンの方向けのカレーはありません。肉を使用していないのはエビのみになります。 ご飯は、減農薬あきたこまちを使用。“ご飯も美味しい”と好評のお米です。ご飯大盛(+100円)、小盛(-50円)もできます。カレーの塩加減をご飯に合わせてあるので、ナンはありません。 そして、驚いたのが、カレーを食べ終わった後の後味。とてもすっきりしています。 |
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●美味しさのための手仕事 5種類のみといえども、その5種類にかかる手間と時間は相当なもの。山口さんから作り方をお伺いして、「5種類を作るのがやっとなんです」という言葉に納得しました。 タマネギの皮をむき、細かく刻み、何時間も炒めます。 ちゃんと手間をかけてつくっているからこそ、添加物や化学調味料や砂糖などは、使う必要のない、余計なものになるのでしょう。 |
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●レストランでもなくカフェでもなく 「ガラムマサラ」というお店を人に伝えるときに、その呼び方に迷います。“カレー屋さん”だと、チェーン店のようにも聞こえるし、“レストラン”ほどかしこまってもいない。“カフェ”とは違って、ごはんをしっかり食べるところ。 サイドディッシュとしては、サラダ、タコのマリネがあります。サラダにかかっているヨーグルトベースのドレッシングは、ノンオイルの自家製。奥さんがささっと作ってしまいます。 アルコールは、ビールの他に、シェリー風味の古酒(ワイン)という、一風変わったものもあります。午後5時以降は、一杯に限り、グラスワインが半額の200円といううれしいサービスも。 もともと、東京で15年間喫茶店をやっていたという山口さんご夫妻。コーヒーは、食後のタイミングを見はからって、一杯一杯いれてくれます。自家製ラッシーやチャイも人気。セットメニューとしても選べる、スパイスケーキや桜の葉のフローズンヨーグルトは、これだけで人気店になるのではと思わせるほどの味。これも手づくりのオリジナルです。 伊豆高原の地で開店して13年目(2007年5月現在)。地元の方や、別荘滞在のリピーターの方々が定着しています。
カレーのお持ち帰り、冷凍真空パックによる地方発送もできます。
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