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へっころ谷 〜自家菜園の野菜たっぷり、手打ちほうとう〜 | ||
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2004年〜2012年の記事です。内容が古くなっている場合がありますのでご注意下さい。 新しい記事はこちら → みみより |
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●若い人も集う、湘南のほうとう屋さん 小田急江ノ島線の「六会日大前」駅を下車し、小田急線と平行に走る国道467号線を藤沢方面へ歩いていくと、都市近郊らしい風景が展開しています。 この、少し変わった名前を持つお店は、甲州名物のほうとうをはじめ、美味しくて、まっとうな食事を提供してくれる、ありがたいお店なのです。 ほうとうが主役のお店ですが、店長の古屋賢悟さんによると、“お客さんは若い人も多いんです”。…ほうとうのイメージからして、ちょっと意外でした。 周囲には、慶応大学や日本大学など、大学も多く、一人暮らしの若者もよく来店するとのこと。中には、体調を崩したときだけやってくる子もいるとか。普段ひどいものを食べている?せいか、1度や2度「へっころ谷」で食事をしただけでも、“けっこう効くみたい”と賢悟さんも苦笑い。 どうやら、「へっころ谷」は、若者のための食生活指導の役割も担っているようです。 賢悟さんのお父さんが、この場所で始められてから28年(2005年時)。地元になくてはならないお店になっています。 |
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●自家菜園で穫れる旬の野菜がたっぷり 「へっころ谷」の料理で使われる食材は、安心で良質なものばかり。これは、開店以来、長年かけて築き上げてきた、人と人とのつながりの中で得た食材です。 野菜は、自宅近くの自家菜園から調達。1反(300坪)ほどの畑を中心に、旬の野菜を栽培・収穫し、調理場へ直行。 良心的な価格で、これだけ、豊富で新鮮な野菜をメニューに取り入れることができるのも、自前の畑を持つからこそできることでしょう。 野菜以外でも、こうじ作りから手を抜かない甲府の味噌屋さんの味噌、地元の藤沢で20年以上無農薬で作り続けてきた玄米、やはり地元の“高座豚”、山梨の干しめじ、瀬戸内海のひじきなど、身元がはっきりした食材が使用されます。 これらの食材に加え、ほうとうの麺となる生地は、国産の地粉を毎日こねて、しっかり寝かせ、切るのは注文があってから。 また、ほうとうや、各種定食だけでなく、“季節野菜と高きびのタコライス”といったご飯ものや、“じゃがいもと桜エビのナンプラーソテー”、“おからハンバーグ”といった一品料理も充実。 習うより慣れろの姿勢で、あらゆる食材、調味料、スパイスなどを調理しながら、自分なりに料理の法則を身につけてきた賢悟さん。レシピでは表現できないような、美味しい料理を用意してくれています。 夜は、お酒を飲む人と食事をする人が半々くらいだそうですが、“お酒を飲む人も、主食をしっかり頼んでくれます”。 |
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●食べもののお話 時々、小学校などで、手打ちほうとうのワークショップを頼まれることがあるそうです。 そして、同じ世代の若いお母さんたちが、食材と健康の話に興味を持ってくれるのも“とてもうれしい”ことです。 実は、「へっころ谷」のメニューにも、「ごはんはえらい!」、「身土不二」など、食べものについての一口メモが書かれています。 メニューには、ひかえめに、ベジタリアン向けのマークが入っています。これも新しい試み。 |
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●つながる心地よさ、楽しさ お店の外は、交通量の激しい国道ですが、店内に入ると、夏は涼しい風が吹き抜け、冬は身も心も暖まる、実に心地よい空間なのです。 2005年6月に、「へっころ谷」から車で20分ほどの距離のところに、新しく、「へっつい庵 ごんばち」というお店を出されました。 そして、“忙しいときはお客さんが洗いものをしている”という、敷居の低さ。地元のお客さんが多いといいますが、本当に地元に愛されているお店なのでしょう。 「へっころ谷」恒例の、「沖縄ナイト」イベントがきっかけで「沖縄三線の会」が自然発生するなど、これまでも、地域ネットワークの拠点となってきました。 人とのつながりが楽しいという賢悟さんも、湘南の仲間たちと、さらに、あれこれ企んでいるようです。 |
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○「へっつい庵 ごんばち」○○○ |
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