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(みつばちプロジェクト)
 農楽里ファーム 〜長野県長野市〜
みみよりアーカイブ > 農>農楽里ファーム

 2004年〜2012年の記事です。内容が古くなっている場合がありますのでご注意下さい。
 2015年9月現在、最新のwebはこちら → 農楽里ファーム

2008年1月現在、次の農楽里ファームの産品が販売されています。
詳細は、直接、農楽里ファームにお問合せ下さい。
 
 古代米(赤米・黒米の各うるち・もち品種)
 古代ミックス(7種類のお米をミックス)
 うどん250g、そば200g(農楽里ファームで収穫された小麦やそばを使用した乾麺)
 大豆(ナカセンナリ)、青大豆(さとういらず)

●北アルプス一望の里で循環型農業

農楽里(のらり)ファームは、長野市中心部と松本市中心部の中間ぐらいに位置する、長野市の大岡にあります。市町村合併する前の旧大岡村です。
周囲は棚田百選に選ばれた棚田が点在する美しい山里。視線を上にあげれば、北アルプス連峰が輝いています。

この地で、2004年から、循環型農業を目指してスタート。
まずは、数十年使われていなかった昭和初期の旧家を改築し、立派な母屋としました。

土間や土壁など、できるだけ自分たちの手で作業し、少しずつ作り上げてきました。まだ完成ではありませんが、これから、こつこつと手を入れていくのも、また楽しみでしょう。

2階に上がって天井を見上げれば、アカマツの曲がり梁が縦横に走っています。
屋根は、表は鉄板を貼ったものの、内側からは、昔のままの、木を剥いで作った板がびっしり葺いてあるのを見ることができます。

こんな家に住めたらいいなあというあこがれが、そのまま形になったような家でした。
お風呂は薪でわかせますし、トイレも環境に配慮したもの。
そして、窓から、北アルプスが望めるのです。

立派によみがえった昭和初期の旧家。隣りには明治時代に建てられたという蔵もあります。

左手に見える、黄金色に穂が実っている所が農楽里ファームの小麦畑。他の田畑は周囲に点在します。
この正面に、北アルプスの山々がそびえ立ちます。

●農業を基盤に、各種体験プログラムも

大岡の慶師(けいし)という集落に点在する農楽里ファームの農地。合計すると、1町5反(4500坪)におよびます。そして、まだ増えているとか。山林も2町4反(7200坪)あるそうです。

この広い農地にて、循環型農業を目指し、日々奮闘しています。
移住してくる前にも自然農を試みていた経験を生かし、米、麦、大豆、野菜と、次々と農作業をこなしていきます。訪れたこのときは6月。春播きの立派な大根が収穫でき、夏野菜がすくすくと育っていました。夏以降は、ソバや冬野菜の植付けもしていく予定です。

化学的な農薬や肥料を使わず、手作業主体の農作業で、朝から晩まで、本当に忙しい毎日です。
農楽里ファームでは、これから、自然体験プログラムや農作業体験プログラムなど、活動の幅を広げていきたいとのこと。

今回訪れたときは、田植えを体験させてもらいました。普通のうるち米から、各種古代米まで。いろいろな品種があるのに驚きました。

これだけの農地ですから、バリバリ農作業をやってくれる“手”も募集中とか。
体験ではものたりないという方も、問い合わせてみてはいかがでしょうか?

さらに、農作業体験だけでなく、落語のイベントを企画したこともあるそうです。地域の方々に大好評だったとか。


●地元の人たちに支えられて

聞くところによると、農楽里ファームのある慶師の集落は、昔からの農業のやり方がよく残っているところだそうです。
ビニールのマルチを使わず、ワラや、土手草刈りして出る大量の草を、上手に畑の作物の周囲に敷き、立派に作物を育てているそうです。農薬もあまり使わず、ごくごく自然に減農薬農業だとか。農楽里ファームの遠藤さんはとても感心していました。

そして、地元の人たちは、農楽里ファームをとてもあたたかく迎え入れてくれているようです。忙しいときは草刈りの当番を代わってくれたり、いろいろ気遣って声を掛けてくれたり。
田舎暮らしを成功させるには地元の人とのつきあい方がポイントという話をよく耳にしますが、農楽里ファームは、この点、とてもうまくいっているようです。

田植えで訪れたこのとき、近所の方からグリーンピースをわけて頂き、皆で豆ごはんにして食べましたが、このお豆が絶品。なんでも、100年以上自家採種し続けてきたという豆でした。美味しいわけです。
地元の人にとって“自家採種”という特別な言葉は不用かもしれませんが。

農楽里ファームは、とてもよい土地に根を下ろしたようです。

長野県長野市大岡甲1791
TEL&FAX:026-266-3034
E-mail : norari@grn.janis.or.jp

お話を伺った遠藤さんとお子さんたち。お子さんたちも元気いっぱい!

 

 

2005年7月11日、農楽里ファームよりうれしい報告が入りました。
皆で植えた古代米の田んぼに、ホタルが飛んだとのこと。ゲンジ、ヘイケ、両方の飛翔が見られたそうです。
ホタルが来るようになるには3年かかると思っていたのに、1年目で見られるなんて…、という遠藤さんからの喜びの連絡でした。

     

 

 

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