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おちゃのじかん 〜時間を味わいに〜 | ||
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2004年〜2012年の記事です。内容が古くなっている場合がありますのでご注意下さい。 新しい記事はこちら → みみより |
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●穴山の穴場のカフェ(山梨県韮崎市) 周辺に、お店などほとんどない穴山。中央本線で、韮崎から2つ目の駅が穴山です。 韮崎の次の駅は新府。なだらかな丘に広がる桃畑の真ん中の駅で、無人駅です。この、長くて、屋根も何もないプラットフォームで、ただ、ぼーっと時間を過ごすのも良さそうです。 この付近は、台地の上に丘のような地形が広がり、ただブラブラと歩くだけで、素敵な里山散歩になることうけあいのエリアなのです。 |
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●南アルプスを眺めながら 2005年5月16日(月)午前11時。開店と同時に、「おちゃのじかん」を訪れました。 七里岩ライン(県道17号線)沿いに立つ、かわいい看板をたどっていくと、三角屋根の「おちゃのじかん」が見えてきます。 入口を入ると、まず、美味しそうな天然酵母パンが目に入ります。そのパンたちを横目でながめながら、お店の中を抜け、テラス席に出ました。 うぐいすが鳴き、新緑をわたる風がさざめき、五月晴れの光がきらめきます。 ランチを注文して、テラス席でくつろいでいると、時折、中央本線を走る列車の音が遠くに聞こえてきます。 |
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●手づくりのごちそうがいっぱい 「おちゃのじかん」では、コーヒー、紅茶(ポットサービス)、カフェオレといった“おちゃ”はもちろん、ランチも頂けます。 キッシュプレート、サンドイッチプレートなどのほかに、そば粉のクレープ、ケーキ、スコーンなどもあります。天然酵母パン、ジャムの販売もしています。 ジャムは、さくらんぼや桃など、季節によって手に入る素材を生かして作ります。山梨といばフルーツが豊富。山梨で10年近く生活して築いたネットワークを生かし、上質の素材を使用しています。この日は、無農薬のイチゴを使ったいちごジャムが並んでいました。辛口批評の常連の方が「このいちごジャムを食べるためにパンを食べる」と評価してくれたほど、美味に仕上がりました。 とはいえ、パンだって、ジャムに負けていません。酵母は、あこ酵母と自家製ブドウ酵母を使い分け、美味しい天然酵母パンを焼いています。 ケーキは、3日前までに予約すれば、ホールのケーキも焼いてくれます。例えば、パウンドケーキ(ラムフルーツ、いよかん、抹茶黒豆、アールグレー、ナッツの5種類)や、シュバルツバルダー・キルッシュ・トルテ(チェリーの入ったドイツのチョコレートケーキ)などなど。 原材料も、国産小麦やオーガニックのナッツ類、アルミ不使用のベーキングパウダーなど、体にやさしい素材を使っています。バターは、すべて発酵バター。「やはり香りがよい」とのこと。 |
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●「おちゃのじかん」スタイル 縁あって紹介されたこの土地を、一目見て気に入り、ご自宅を建てたのが8年前。 清水さんの旦那さんは、平日は、東京で「日本国際ボランティアセンター」に勤めておられ、時々、2週間くらい、海外へ出かけるとのこと。先日もスーダンへ行ってこられたそうです。 朝晩や、定休日も仕込みに追われて忙しいものの、「今のままが1番いい」とおっしゃる清水さん。大きな目標に向かってまい進するわけでもなく、人を雇って経営するわけでもなく、自分サイズで、淡々とやるべきことをやっている…。 |
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地元のリピーターが多い「おちゃのじかん」。お話を伺っている間にも、楽しそうにおしゃべりしながら、パンやケーキを買って行かれるお客さんが出入りしていました。よそ者にはちょっとうらやましい光景でした。 毎日のようにコーヒーを飲みに訪れる方もいらっしゃいます。 たしかに、こんな素敵なロケーションで、こんなに居心地の良いcafeがあったら、毎日でも来たくなります。 清水さん自身、「ゆっくりお茶をしているお客さんと、ゆっくり会話している時間がとても楽しい」と、話されています。 「おちゃのじかん」での時間を味わうためだけに出かけて行く…、遠方の方にとっては、素敵な休日の過ごし方になりそうです。 毎日の人も、特別な日の人も、「おちゃのじかん」はあたたかく迎えてくれることでしょう。 〒407-0263 |
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