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ひしお味噌をつくる 〜「ひしおの糀」を使って〜 (完成まで4〜7日) | ||||||||||||||||
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2004年〜2012年の記事です。内容が古くなっている場合がありますのでご注意下さい。 商品の購入はこちら → 口福紀行 |
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●商品について 美味しい「ひしお味噌」(なめ味噌の一種)が、本当にカンタンに作れます。普通の味噌なら、仕込んでから食べるまでに半年以上かかりますが、これなら4~7日で食べられます。しかも、この「ひしおの糀」を醤油と水などと混ぜて、あとは1日1回かき混ぜるだけです。ひしお味噌ができてしまえば、あとはかき混ぜる必要はありません。ぬか床のような手入れは一切不要。 今でこそ「ひしお味噌」はあまり知られていませんが、昔から食べられてきた日本の伝統的な食品です。一方で、アイデア次第で、現代の料理に利用してもたいへん面白い食品ともいえましょう。その潜在能力たるや、想像以上です。 手づくりの特権で、生姜を入れたり、さまざまな味のバリエーションを楽しめます、原材料に用いる醤油や塩に、お気に入りの商品を使うこともできます。 |
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●作り方 ○用意するもの ○手順
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●作り方のポイント ○清潔な容器と道具を使う ○食べごろ |
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●ひしお味噌の利用法 ○ひしお味噌って、ソース? ひしお味噌というのは、要は、甘めの“味噌だれ”みたいなもの。いうなれば、和風ソース。ひしお味噌は“MISOソース”であると考えることができ、もっともっと、いろいろな料理に使っていただきたい、万能調味料なのです。 ひしお味噌のミソは、そのタレ状の柔らかさと自然な甘さにあるといえます。普通の味噌だと、料理に使うには固すぎて使いにくく、辛すぎる。ひしお味噌は、適度に水分があるのでタレのように使うことができ、しかも、そのままなめてもおいしい甘さを備えています。その甘さは砂糖の甘さではなく、麹による自然な甘さです。砂糖を使った場合と比べれば、断然後味がよく、いうまでもなく健康にもいい。その差は非常に大きいといえます。 和風料理はもちろん、カツに、サラダに、サンドイッチに…。 そして、漬け床に使って水分が多くなったものは、適当に具を入れて、少し水を足して、即席味噌汁にどうぞ。少々甘めの味噌汁ですが、ほとんど温めるだけでできてしまう簡単さ。おまけに、漬けた野菜の旨味も加わっています。 納豆のタレとしても使えます。大豆からできたもの同士。相性が悪いわけがありません。 ○オリジナルな味 コレという味を発見したときの喜びはたまりませんよね。
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●ひしお味噌の博物誌 ○「ひしお」って何? ところが、古くは、味噌や醤油などの発酵調味料の原型といえるものを「醤(ひしお)」と呼びました。日本の場合、奈良時代には「醤」の記述が見られます。 特殊な例では、醤油の商品名で「ひしほ」というものがあります。 ○ひしお味噌について 「ひしお味噌」が一般的な味噌とどこが違うかといえば、大豆を炒る点、麦を使う点です。麦味噌というものもありますが、麦味噌では、麹菌を麦に植え付けて麦麹をつくってから大豆と混ぜ合わせ、主原料の大豆を発酵させていきますが、「ひしお味噌」の場合、大豆も麦も混ぜたものに、麹菌を植え付け、麹にする点が違います。 では、似ているというものの、醤油とはどう違うのでしょうか? こうなると、似ているとされている「金山寺味噌」と「ひしお味噌」の違いが気になります。違いは何なのでしょうか。「金山寺味噌」は、製法は「ひしお味噌」と似ていますが、ナスやウリなど、野菜が混ぜ合わされ、その量が多いことが違う点であると、ものの本に書いてあります。 また、「金山寺味噌」は、鎌倉時代に覚心という禅僧が、留学先の中国の宋にある径山寺から製法を持ち帰り、紀州の湯浅に伝えたものとされています。その製造の過程でできる汁のおいしさが、現代の醤油作りの起源になったという説が一般的です。 ○「醤(ひしお)」について 大豆を使った味噌や醤油などの豆醤などより、魚を使った魚醤の方が、はるかに古くから作られたのには理由があります。 したがって日本でも、古代に魚醤や肉醤が伝わり、日本書記や万葉集などにも魚醤や肉醤の記述が見られ、古くから広まっていたとされていますが、大豆を原料とした醤が主流になったのは、仏教伝来によって肉食が禁止された奈良時代以降なのではないかと考えられています。とはいえ、古い話なので、いつ、何をきっかけに魚醤や肉醤から豆醤などに変化していったかはわかっていません。 魚醤は、一部、秋田の「しょっつる」、石川の「いしる」、香川の「イカナゴしょうゆ」などに名残を留めますが、その後、塩辛やなれずしに変化していったといわれています。 参考にした本:「味噌・醤油入門」 |
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